シソの育て方:一年間の成長記録

先月に続いてシソの話です。今年一年のシソがどのように生長してきたか、振り返ってみましょう。

3月も終わりが近づいて、暖かい日が出てくると、色んな植物の芽が出てきます。シソも、最初は非常に小さくてかわいい双葉から始まります。


小さすぎるので、上の写真の赤枠を拡大してみます。この時点ではまだシソと断定するのは難しいですが、さとうファームの場合は、前年に種が地面にこぼれたものが、春になると勝手に発芽してきます。あとは、前年にとっておいた種のついた実を適当に地面にばらまいておくと、気がついたらシソの葉がたくさん出てきているのが現状です。

先ほど、双葉の段階ではシソと断定するのは難しい、と書きましたが、さらに暖かくなって、4月になって次の本葉が出てきたらシソだと誰が見てもわかります。小さいながらも大葉と同じような形をしています。

暖かくなると、徐々に大きくなって、5月も下旬になると、もう立派な大葉が出てきます。この時期はまだ大きく育てたいのであまり取りませんが、もう食べることができます。

そして、さらに暖かくなるとシソもどんどん成長していきます。今年は5月の終わり頃から6月にかけてが、柔らかくて大きい大葉がたくさん採れました。今年は、昨年よりもさらに多くの人にお渡しすることができました。

今年は夏が暑かったので、8月になると、もう葉が固くなってきて、あまりお渡しするにはちょっと品質が悪いかな、と思ってお渡しするのを止めました。そして、9月になると、葉の付き方に変化が現れます。栄養成長をやめて、生殖成長に入り、穂が出てきます。

9月も後半になると、穂が出て、花が咲き始めます。花は下の方から順番に咲き出して、上の方にだけ花が残っている頃が一番の穂ジソの収穫時期だということがわかりました。あまり遅くなると、実が堅くなってきてしまうため、ベストな穂ジソの収穫時期はあまり長くないということが今年わかりました。

そして、今はもう残ったシソも、完全に穂が枯れて、中には種ができています。種は穂が風に揺られたりすると、勝手に地面に落ちて、翌年に発芽します。

シソの実を刈り取って、ちょっと振ると種がポロッと出てきます。大きさは1mmもありません。私は、種を取り出さずに枯れた実のまま取っておいて、翌年の3月頃に適当にばらまいておきます。そうすると、勝手に発芽して一番最初の写真のような双葉が出てくるのです。おそらくは、自然に落ちている種も多いと思います。そのため、自分でまいた記憶のないところからも勝手に生えてきます。

ここまで読んだ方で、来年は育ててみたい、と思った方がいらっしゃったら、LINEでお声がけ下さい。種を差し上げます。

お庭がない、という方でも、最近は室内でシソを栽培するというYouTube動画もいくつかでています。私は室内で育てたことはないのですが、興味のある方は是非渡来してみて下さい。

以下は、参考になりそうなYouTube動画です。

【もうしそは買わない】ペットボトルで1年中シソを大量に収穫する!室内栽培で冬でも収穫可能!DIY Hydroponic Green Shiso Using a...

https://www.youtube.com/watch?v=g2erzeuCrOc

無限に収穫!LEDがなくてもお部屋で1年中育つ【シソ(大葉)水耕栽培】種まき~収穫・ループ栽培の方法✨

https://www.youtube.com/watch?v=-Y3FZc-FC70

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